デザインしないということ

一昨年の年末、web上でコムデギャルソンのデザイナー川久保玲氏への2019年春夏コレクションについてのインタビュー記事が目にとまりました。

抽象的なイメージを形にして、服ではないような形を作ることはある程度やりがいはありました。しかし、もう新しさを感じなくなったのです。常に新しく、強く、人の心に刺激を与えて前に進むことを目指してきたけれど、その方向では次の新しさを見つけることができなかった。そして、デザインしないことがデザインではないかと気づきました。心の中を探って、出てきた中身を素直にシンプルな形で出すしかないと。


心地良い生地で、綺麗に仕立てた服にあえてハサミで切れ目を入れて壊してしまう。それだけがデザインでした


後で気づいたのですが、ハサミを入れることは古いものを断ち切って次に進むということ。自分なりに納得しました。ストレートに切っただけに見えますがそう見せるためにはかなり技術が必要でした。探して、探してようやくたどりついた線なのです。


ある気持ちを持って、じかに入り込まないと本物は作れない。それが着た時に何かしら感覚に影響します。そういうことを考えないで過ごせば安価なだけの服や毎日同じ服でも構わないのでしょうが、何か考えて生きていれば本物の服が必要になるのだと思います。


(「最近のファッション界には、新しいデザインよりもショーの演出や売り方で新鮮に見せる傾向がありますが。」という問いに対して)

ファッションはもう少し、まず作ることそれだけに力を注がなければならないと思います。

久々に見返してみて、音楽にも置き換えられる部分が多いのではと思います。

最近時間だけはあるので色々練習したり音源を聴いたりしてるんですが、特にビバップ以前の音楽もよく注意して聴くようになりました。
Louis Armstrongのバンドで活躍したトロンボニストのTyree Glennなんかもコピーしてみたりしましたが、内容自体はシンプルでまさに「ストレートに」吹いてるだけに聞こえますがどう聴いても良いソロで、それは音使いとか楽器のテクニックだけではどうも説明がつかない。

インプロヴァイズは自分で一度辿った道、つまり出したことのある音しか基本的には吹けないと思います。ビッグバンドで譜面を吹くときなんかもそうで、書かれていて道筋が決まりきっていることを吹くしかありません。

ではどうやったらそこに新鮮さや新しさを表現できるのか、ということに関するヒントがこのインタビューの中にはあるように思います。

あと最近は家にいて安価な同じ服ばかり着てるのでそろそろ本物の服も着ねば。。

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