グルーヴの正体

ジャズに限らずグルーヴのある音楽にとってそれがあるかないかというのは演奏のクオリティを決定づけるかなり重要な要素ですが、一方で日本人が感覚的に苦手な部分かとも思います。

日本人が苦手な理由としては西洋画と浮世絵(もしくはアニメーション)の違いに例えられるのではと考えています。
前者は立体的な広がりの中に世界を捉えているように感じますが、日本人の感覚は対称的に平面的な感覚に拠っているように思います。
それは言語(イントネーション)の違いにもあらわれているように思うし、文化全般に及ぶ西洋と東洋との感覚の違いではないでしょうか。

色々な演奏を聴いて良いグルーヴについて考えてみると二つの重要なポイントとして、まずタイムが正確であること。そしてそれを前提として、ゆらぎ(うねり)があることが挙げられます。

この二つはある意味で矛盾していて、正確でありながらゆらぎがあるというのは見る角度が一方からだけだと説明がつきません。
しかし音が空間に作用する立体的な現象(空気の振動)と考えると、そのズレこそがグルーヴに必要な要素のように感じます。

平面的な感覚でグルーヴを捉えてしまうと、正確ではあるが機械的な演奏になってしまったり、ゆらぎばかり意識して単にテンポ感が悪いだけといった状態になりがちです。

と分かっていてもなかなか平面的な感覚から抜け出すのは難しい。
あるいはその日本的(平面的)美意識の中にも答えがあるのかもとも思いますが、そこはまだまだ考え中。

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